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社会福祉法人 マインドはちおうじ

お知らせ

リラックスルーム活動終了のお知らせ

オープンスペース本郷町内「リラックスルーム」活動終了のお知らせ

(福祉サービス事業所としてのオープンスペース本郷町はこれまでどおり継続します)

 

マインドはちおうじでは、障害者総合支援法多機能型事業所(福祉サービス:生活訓練、就労継続B型)としての事業の他に、既存の障害福祉サービスではない独自の活動として、フリースペース「リラックスルーム」の活動も長年続けてまいりました。

オープンスペース本郷町リラックスルームは、「地域で暮らすだれもが気軽に安心して立ち寄れる場」として、また、作業はしない場、障害当事者同士のいこいの場として、障害当事者スタッフ(世話人)およびボランティア、地域の医療・保健・福祉の関係者、わかくさ福祉会(当時)職員の協力の上で、1992年(平成4年)に「わかくさ本郷町の家」として開所しました。

開設当時は、いわゆる作業所とは違う、任意団体として活動を行っており、財団からの助成金をうけつつ、当事者の方とボランティア、地域の関係者が手弁当で知恵を出し合って、みんなの居場所を一緒につくってきました。2000年(平成12年)にはのべ利用者が5000人を超え、障害当事者の方のセルフヘルプ活動として独自の開所を始めるなど、当事者活動の場としても、成熟が進んだ時期でした。

オープンスペース本郷町は2005年(平成17年)には共同作業所として作業をするグループもスタートし、2011年(平成23年)に障害者総合支援法多機能型事業所として通所事業を展開する事業所へと変化していきますが、その流れの中で、リラックスルームは開設当時からのフリースペースの形を守り、既存の障害福祉サービスではカバーしきれない「居場所」としての活動を維持し続けてきました。

他の作業所やデイケアに通っている人、いない人、他ではなかなか居場所がない人、作業所だと窮屈で自由にしていたい人、同じ立場の仲間に悩みを聞いてほしい人、なんでもないけどちょっと誰かがいるところに立ち寄りたい人・・・これまで様々なみなさんが、リラックスルームをそれぞれの大切な居場所として利用をしてこられたと思います。

近年は、他サービスが増えるなど時代の変化もあり、利用者数の減少傾向が続いていたこと、また、当事者スタッフの担い手がなかなかいなく、慢性的なマンパワー不足もこの数年は顕著で、検討を重ねた結果、この3月27日をもってリラックスルームはその役割を終え、活動を終了することになりました。

 

これまでリラックスルームの活動をご支援してくださった皆様に心より感謝申し上げます。

また、これまでリラックスルームを利用したことのある皆様、リラックスルームの楽しかった想い出をたくさん心に留めておいていただけますと幸いです。

 

28年間、本当にありがとうございました!